以前、
ネットの記事 や
youtube でみたRaspberryPiでポータブルゲームを作るってのを自分もやってみたくて、いろいろ始めてみることにしました。
既にタッチ液晶は注文してモノが届いてたりするんですが、それについてはまた別の機会に触れるとして、手始めにエミュレーターの「Retro Pie」を導入するところから始めてみようと思います。
今回使うのは、最近セットアップしたPi2ではなくて、もともと昔から持っていたmodel Bの方です。
こいつは、Pi2とかB+とかよりももっと前の無印Bタイプです。(リビジョンは2だったと思いますが。)
線が延びてるのは、USBよりももっとたくさん給電したくなった時用にと以前半田付けしたものです。
この部分については機会があれば触れようと思います。
とりあえずしばらくこいつを使ってあれこれ試していきながら、最終的にはポータブルな形に仕上げていきたいなと思います。
では早速RetroPieについて調べながら取り掛かります。
参考にした日本語サイトはこちら→
wajima君、Raspberry Pi遊びもほどほどに とりあえず、「
RetroPie Downloads 」に行き、今回はPi2ではないので、「RetroPie SD-card Image for Raspberry Pi 1 Version 2.6」をダウンロードします。
かなり待ちますが、終わったらダウンロードしたファイルを解凍します。
「.gz」という形式なので最初戸惑いましたが、いつも使っている
Lhaplus で普通に解凍できました。
解凍した後は、いつものとおり、
Win32 Disk Imager で焼きこみます。(使い方は特に難しいことは無いと思うのでここでは省略)
イメージの焼き込みが出来たら、RaspberryPiにSDカードをぶっさして、HDMIのモニタに繋げて起動します。
起動はあっさりできました。
からの
ここで画面を見ると、「NO GAMEPADS DETECTED」とあります。
いきなりゲームパッドを繋いでもいいんかなと疑問に思いつつ、ゲームパッドを繋ぎます。
しかも、今回は、有り合わせのゲームパッドをということで、以前PCゲーム用に使っていたPS2コントローラとUSB変換ケーブルの組み合わせを使います。
使ったのはこいつ↓
ELECOM ゲームパッドコンバータ USB接続 プレステ/プレステ2コントローラ対応 2ポート JC-PS102UBK
最初から不安のある組み合わせですが・・・
変換機を差して一呼吸おいてPS2コントローラを繋げたらあっさりと認識しました。
画面の指示に従ってさらっとパッドのボタン設定を進めます。
すると・・・機種を選択する画面に進みました。
とりあえず一通り見てみますが、スーファミとかファミコンとかメジャーなものがありません。
どうやらROMを入れると自動的に出てくるようです。
立ち上がったことを確認したら、いろんなサイトを参考にしながらRPi本体の設定を進めていきます。
やったことをまとめると以下のとおりです。
・コントローラーを一回抜いてUSB無線LAN、USBキーボードを差す。
・起動したら、「F4」キーを押してエミュから抜けてコンソールに入る。
・
sudo raspi -cofig
で設定画面に入る。
・「Expand Filesystem」で容量拡張
・「Internationalisation Options」で「Locate」に「Ja_JP.UTF-8」を加える。
(その後聞かれるデフォは良くわからないので元からある「en_GB.UTF-8」を選択)
更に「Timezone」で「Tokyo」を選択
更に「keyboard Layout」を「Generic 105-key (Intel) PC」-「Other」-「JAPANESE」を選択
・「Advanced Options」で「SSH」を「Enable」
ここまでは、
この前Pi2をセットアップした時 と同じです。
再起動したらまたコンソール画面に戻って、無線LANの設定に入ります。
(有線でLANケーブルを繋ぐときはいらない手順でしょう。
・
lsusb
でUSB無線LANが認識されているか確認 →OK
・
iwconfig
でwlan0が機能しているか確認 →OK
・
sudo iwlist scan
でネットワークが見えているか確認 →OK
・
sudo nano /etc/network/interfaces
で設定ファイルを編集
内容は
前回 設定したときと同じ内容で、IPを
192.168.11.16
に固定する。
・
sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
で以下の様に記述する。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="繋ぎたいネットワーク名" psk="パスワードを間違わないようにここへ入力" proto=WPA key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP auth_alg=OPEN }・
sudo nano /etc/resolv.conf
で以下の様に記述する。
nameserver 192.168.11.1 //実際の環境に合わせて入力・
sudo reboot
で再起動語にまたコンソール画面へ。
上手く言っていればネットに繋がっているはず。
ここからはモニタじゃなくて他からSSHで繋いでもいけるはず。
続いていよいよRetoroPieにかかわることです。(有線LANの人はここから!)
・
sudo rpi-update
でRaspberryPiのファームをアップデート
・
sudo reboot
で再起動後にまたコンソールへ戻る。
・お決まりのアップデート&アップグレード
以下を打てば一回でいけるらしい。いい事を聞いた!
sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade -y
・
sudo reboot
で再起動後にまたコンソールへ戻る。
・
cd RetroPie-Setup
でフォルダ移動
・
sudo ./retropie _setup.sh
でセットアップメニューを出す。
・「U UPDATE RetroPie Setup script」 を選択する。
何やら処理が行われたあと、メニューを再起動しろ見たいに言われるので、OKの後、
最初の画面でCancelを選んでコンソール画面に戻り、再び
sudo ./retropie _setup.sh
を打つ。
・「Setup / Configutration (to be used post install)」から「320 Configure input devices for RetroArch」
を選んだ後、「Configure joystick/controller for use with RetroArch」を選んでキーの設定を行う。
設定するコントローラーだけ繋いどけよ見たいなことを言ってる気がするので「OK」
コンソール画面になるので、準備が出来たら「Enter」を押す。
一つのボタンにつき数秒しかない制限時間があるので注意。心の準備が出来てから進め!(何回でもやり直せるんだけどね!)
・更に「329 USB ROM Service」から「1 Enable USB ROM Service」を選択します。
これは、USBメモリ経由でROMをインストールする機能のようです。
ここまできたらメニューを「Cancel」してコンソールに戻り、再起動します。
さて。次はROMの準備です。
ROMはUSBメモリを通じて入れることにします。
まず適当なUSBメモリを、電源が入ってRetroPieが起動している状態のRPiに差し込みます。
自動でいくつかの空フォルダが作成されるので少しだけ待ちます。
その後に抜いて、ROMが入っているPCに繋ぐと、USBメモリの中に「roms」というフォルダが出来ていて、ハードというかエミュレータ毎にフォルダが出来ています。
今回は、「nes」「nes-nestopia」「snes」「snes-pisnes」の中にROMを入れてみました。
コピーが終わった後に、USBメモリをまたRPiへ戻します。
ゲームパッドを繋いで電源を入れると...
きた!ファミコンもスーファミもある!!
少し操作をしてみましたが...ん?右のABXYの割り当てがおかしいような。。。
とりあえず動いて操作が出来るようになりました。
ちなみに、コンソール画面で最初に出るキノピオ的な画面のスクショです。
(最初はモニタを直撮り。SSH繋げてからはTera Termをスクショ)
before after ファイルシステムが拡張されて15GBまで認識されているのと、ネットワークに繋がって指定した固定IPアドレスになっているのがわかります。
こういうの自分でやったことがカタチになっていくのは楽しいねー。
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